『リラックスアロマテラピー』NO.127が号発売されました。
「香りの世界 香りと文学」のコーナーで、石川啄木著『一握の砂』に見られるインク、洋書、浜薔薇、焼きたての麺麭等啄木の生活に在った香り・においについて執筆しました。
「新しきサラドの皿の 酢のかをり こころに沁みてかなしき夕」
「ひとしきり静かになれる ゆふぐれの 厨にのこるハムのにほひかな」
明治時代のハイカラ食材の香り・においが物淋しさを醸し出しているのが新鮮です。
「潮かをる北の浜辺の 砂山のかの浜薔薇よ 今年も咲けるや」
写真は、啄木が好んで歌に詠んだハマナスの花です。
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